血糖コントロールのつらいことって・・・

こんにちは、かれんです。

2泊3日学校の野外教育活動(キャンプ)の引率から無事帰ってきました〜。

1型糖尿病を発症してから初めての宿泊を伴う引率。生徒たちの指導をしながら、血糖コントロールをして、注射を打てるのか・・・不安がいっぱいでしたが、なんとかクリアできました!

3日間、とにかく低血糖との闘いでした。生徒の安全を守るべき存在の私が倒れるわけにはいかないし、手を煩わせてもいけない。

だから低血糖かも?と思ったら、とにかくラムネを食べる。

さらに、普段よりも活動量が多いので、ラムネを食べてもなかなか血糖値が上がらない。ラムネ爆食い→血糖値急上昇・・・の連続でした。リブレのグラフでみるとこんな感じです。

いつもと同じインスリン量を打つと、食後すぐに60台。

初日のお弁当から低血糖は始まりました。

食前90 ルムジェブ6単位

ご飯が大盛りでしたが、全部食べたけど。すぐ低血糖。ラムネ爆食いからの追加打ち・・・

朝ごはんはこんな感じ。これで2単位しか打ってないのに低血糖。普段ならありえない・・・。

夕食はだいたいこんな感じ。これにご飯と味噌汁。初日はルムジェブ4単位で低血糖。2日目は3単位で低血糖。

うそでしょ?っていう感じでした。でも、補食のせいで、その後は追加打ちをしなくてはいけなくなりました。

初日の夜は、基礎インスリンのトレシーバを打つことを忘れ、夜中12時をすぎて気づいて打ちました。気づいて良かった〜。

そして朝・・・普段なら起きて15分くらいで朝食なので、暁現象で上がってきても、すぐにインスリンを打つので問題ないのですが、キャンプの朝は起きてから朝食までに、生徒を起こして、朝のつどいがあって、食事指導があって・・・と時間がかかります。なので、暁対策でと起きてすぐヒューマログ1単位を打ったのが大失敗。すぐに低血糖症状。朝のつどいでラムネ爆食い。朝ごはんを食べる時には高血糖状態になっていました。とほほ・・・

ハイキングの前にも低血糖だったので、マリービスケットやプロテインバーを食べまくって血糖値200超にしてから出かけました。

野外教育活動中はとにかく時間がありません。朝5時〜夜12時までご飯を食べる10分程度以外は座る暇もないくらい。なので、インスリンを打つためにお手洗いに行って、消毒して、針つけて・・・なんてできませんでした。

インスリンは針をつけっぱなしでポケットに入れて・・・

消毒もせずに、いろんな場所で打つことになりました。低血糖からの高血糖が多かったので、追加打ちをしなくてはならず、バスの中や体育館の扉の影で、野外炊飯場のかまどの横で、2日目の夜の基礎インスリンはキャンプファイヤー中に後ろを向いて・・・

本当に過酷だったな〜。

でもね、何が1番つらいって・・・それを人知れずやらなくてはいけないということ。一緒にいった先生方も生徒たちも私の病気のことは知っているけれど、1日中血糖値を気にして、こっそりラムネを食べて、何度もいろいろな場所で注射をしていることを知っている人は1人もいません。

きっと誰の目にも私は元気に見えたはずです。

たしかに実際、無事に帰ることができたんだけど、何もしていなくても大丈夫だったわけではありません。

知ってもらえたら辛くないわけではないし、同情してもらいたいわけではないけれど・・・なんだか途中で「私、なにやっているんだろ?」って気分になったことは事実です。

この気持ち、なんとなく分かってもらえるかしら?

もちろんキャンプ中には大笑いすることもたくさんあったし、生徒たちと楽しい時間を過ごせたことも事実。元気に生きていられること、働けることに感謝しながらも、ちょっぴり悲しい気持ちになった3日間でした。

ま、仕方ないんだけどね。また気持ちを上向けるよ!がんばるよ!

ではまた。

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karen
  • 2022年1月3日 51歳で突然1型糖尿病と診断されました。
    健康だけが取り柄だったから信じられない気持ちでいっぱいだったけど、これは現実。一生インスリンと共に、合併症の不安と共に生きていかなければならない。でも、なっちゃったものは仕方がない。1型糖尿病だと診断された時、同じ病気のブロガーさんたちの記事が貴重な情報源であり、励みにもなりました。そして、このブログは1型糖尿病だって楽しむよ♪ 血糖コントロールのために生きているわけではない。豊かな人生のためにコントロールしているのだから。そんな気持ちの私の備忘録。そして、叶うなら、誰かの励みになったらいいなと思っています。

1型糖尿病いろいろわたしのつぶやき

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